修行と前身『その場所に居続ける事』
今日はサックスの稽古の日だ。サックスを初めて10年以上が経つが連続してレッスンを続けていたのは4年と短い。内田樹氏の言葉を引用しよう『修行をしていく経過で出会う自分や結果は修行をする前には想像もつかない自分になるのだ』まさに僕も現在の自分にすっぽり当てはまるこのフレーズに驚いている。趣味で音楽をしている月数えるくらいしか楽器にも触らないし人前で演奏することもない、じゃあどうしたら成長できるか。音楽に身を沈める常日頃音楽のことを思い続けるしかないのではと考える。稽古もカリキュラムがあって順に勝手に教えていただく訳ではなく私の知りたいことを一つずつ紐解いきナビゲートしてもらい成長の実感を覚えていく様だ。技術が上手くなれば演奏も楽しくなるだがこの世界で音楽を楽しむには本物の音楽家が体験した音楽の空気(それはアカデミックでありパンクでもロックでもいいんだ)を原初の学びと初動の感覚を共体験することでその素晴らしい世界に一歩踏み出すのだ。最後に僕は招待状を受け取ったものとしてこの場所に居続ける努力を辞さないだろう。