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  • 執筆者の写真mooty

民主主義と3兄弟

先日我が家に次男が誕生した。兼ねてからの望みの立ち会い出産にも間に合い大変いい経験ができた。

僕の事を話そう、三兄弟の真ん中で育った僕は兄貴の背中を追っかけて成長していった。

兄の真似をし無意識的に兄がやりたがらない事を想像して遊んでいたと思う。結局それも二番煎じな訳である。

今自分が父親になり長男を育てていると、選択は全て本人の直感に従いそれを母親が正しい方向にナビゲートする。よく俗情では長男は真面目で次男は自由活発と言われるがそれは僕の経験からすると間違いではないか。

長男はめちゃめちゃ遊んでいる、しかし全ての経験は0からなので必ず障害にぶち当たる、これを何度も経験するから慎重になり第三者のものの見方などを参考にするようになるのだ。ここで厳しさを身につけるのだと思う。じゃあ次男はどうか皆兄の真似である逆をいくか模倣するかまあウチの家庭のことはここまでにしょう。

ある時お付き合いのある高齢の社長と兄弟と民主主義について話をしたのが面白かったのでここに記述しておく。

その方は長男で、弟が悪さをすると父親にいつもお前の責任だと意味なく怒られていたらしい。その理不尽にも耐えていたが弟たちもそんな兄を不憫に感じていたらしい。それもあり兄の言うことはこの兄弟では成人してからも現在に続くまでも絶対になったと。そこに弟たちからの尊敬の念とかあるのですか?と聞いたら「そんなものはねえ」と言っていた。上に立つ者が権利を持ち下の意見を聞かないのは民衆主義じゃないそんなんで上手く関係を維持できますか?と聞いたら「家族間の小さな集団では民主主義なんかねえぞ!兄が兄の役割を演じて弟が弟の役割を演じる。理不尽でいいんだとそれで上手くいくんだよ」と仰っていました。この世は世界劇場とシェイクスピアが言っていたがなるほどなあと


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