映画「コロニア」を拝見した。カルト宗教と独裁政権が癒着した南米チリの実話がストーリーだ。
カルト宗教の構造を分析する、男性である僕からの視点ではミソジニーと労働と音楽がこのカルトの本質に思た。
そして、男性なら皆女性へのミソジニーは抱えていると思う(よほどのモテ男じゃない限り)。
この映画では女性が重労働の農作業をしている場面を描き男性は女性を罵り殴る蹴るをする「集会」を写していた。
確かに真夏や真冬、自然に左右される屋外の仕事はとても骨が折れる。徹底して女性を虐げている。その間男達は何をしているかは映画の中では写されていない。
音楽を扱う場面では子供達に歌を歌わせている。まだ未成熟な中性的な子供に音楽をやらせる事にどんなエロティックな欲望があるのか僕にはわからない。人の歪んだ欲望は理解を超える、順調なはずの生活がどこでボタンのかけ違い起こすのだろうか自覚的な人は稀である。
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