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風立ちぬ

執筆者の写真: mootymooty

映画「風立ちぬ」を拝見した。宮崎駿監督の大人が主役の作品は「紅の豚」以来か。僅かだが男女のベッドシーンもある。

原作は堀辰雄の小説と堀越二郎の伝記が主題だ。

宮崎駿の話では、ある時代の科学者の発明が、悪用されてしまう悲劇と発明家の純粋な美意識が造らせた作品の現実的意味での心の葛藤が背景の主題らしい。有名な話では原子力を発見した科学者ボーアは最後まで原子力エネルギーの戦争または武器利用は批判をしていたなどがある。

それは作品だけでなく著名人なども政治的に利用されたりもする。しかし当の本人は、ただ仕事を引き受けただけだから罪はないと言い切れるのか。発明や音楽作品の利用に関して善悪はあるだろうが作者には罪はないはずだ。しかし最後までその作品の解釈には責任を持つ義務があるはずだ。個人主義とはそおいう事ではないかと僕は考える。

ここで僕の話を結んで、最後に風立ちぬのラストシーンの感想を書き残しておこう。

エンディングシーンで、君の10年はどうだったかと主人公が夢の中で会話をする。

そうか人がクリエイティブでいられるのは、僅か10年程かと僕は考えさせられた。僕の10年を大切に生きよう。




 
 
 

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